香りの散歩道 |
墨絵・朝野泰昌 |
「朝野家 香りの散歩道」 この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。 |
秋の草花が、いつもの散歩道を彩るころ。 南半球の国オーストラリアでは、さまざまなワイルドフラワーを見ることができます。 ワイルドフラワーとは、その名の通り野生の花のこと。 7月から12月ごろにかけて、およそ1万2000種類の花が咲くそうです。 そのうちの8割が、オーストラリア大陸で育った固有種だとか。 たとえば、西オーストラリアの州の花になっている、「レッド・アンド・グリーン・カンガルー・ポー」は、赤と緑の細長い花が、カンガルーの手のように伸びています。 また、18世紀に活躍したイギリスの植物学者、ジョゼフ・バンクスの名前がついた花もあります。 その名も「スカーレット・バンクシア」。 赤と白の縦縞(たてじま)が鮮やかな花で、円柱のカタチをしたユニークなワイルドフラワーです。 ちなみに、植物学者のバンクスは、探検家のキャプテン・クックとともに船に乗り、世界の国々から珍しい植物の標本を持ち帰った、という経歴の持ち主です。 彼は、世界遺産にも登録されているイギリスの王立植物園、キューガーデンの誕生にも貢献しました。 そのほかにも、オーストラリア大陸には、たくさんのワイルドフラワーがあります。 この時期は、花のカーペットを敷き詰めたようなトレッキングコースを目当てに、海外からやってくる人も多いとか。 花の中を歩く道には、どんな香りが漂っているのか、想像しただけでもワクワクしませんか。 |
「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。 |
*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中 ↓mp3です。
wmp等でお聞き下さい。 10月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |